「素直」が大切

コンサルタントとして マネジメント 経営者として

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長年同じ業界でビジネスをしていると、

その業界の常識とか習わしとかが

自然と身についてくると思います。

でも、時にはその「常識」が

自分の成長を妨げることにもなりかねません。

 

とあるクライアントとのワンシーン

「先生、なかなかうまい具合に利益が出ないね~。

 あっちが良くなるとこっちが悪くなる。

 なんかいい手ってないもんかね・・・」

「そうですね・・・ところで社長、

 この仕入って今の相手から取らなきゃまずいんですかね?

 この前別の業者が営業に来てたじゃないですか。

 他にももっといい仕入先とか探してみては?」

「うーん・・・」

「あと、このコストの部分ですけど、

 客先と交渉してその分見積りに載せたらどうですか?

 他の業界はその部分って基本客先持ちですよ。」

「(歯切れ悪く)そうだネ・・」

「・・・そういえば社長、

 以前も同じような話しませんでしたっけ?」

「そうだっけ!?先生の言っていることも、

 もっとももなんだけど、

 ウチらの業界だとちょっと違うんだよね・・・」

 

この

「ウチの業界のジョーシキだと」

ってコトバで言い訳する経営者って、

結構いると思います。

 吉田の経験上だと、答えに詰まった時とか、

考えるのが面倒くさい時とか、

本音は自分自身が変化を嫌う時に

こんなセリフを聞くことが・・・

 

まっ、それはそれとして、

「変化を嫌わずに、まずは行動してみる」

って大切なことかと思います。

 

だって、

このまま続けていても今のままで、

何も変わらないじゃないですか。

「このままじゃマズイ、何かしなきゃ

と思ったからこそ、

問題点を考えているわけですよね。

 

たとえ行動しなくても、

まずは相手の話を受け止めて

自分の中で検討する。

これを常に続けることによって

素晴らしい発想って出てくると思うんです。

 

そう「人間、素直が一番」です。

 

これは船井総研の創始者の

船井幸雄先生が提唱した

「成功の3条件」

の一つでもあります。

 

この成功の3条件とは、

「素直」

「勉強好き」

「プラス発想」です。

(他の2つについては別の機会に!!)

 

ここでいう素直とは

「否定せず、こだわりを持たず、

 ありのままを受け入れる」

ことです。

 

人間だれでも、

その人のためと思ったアドバイスを

頭から否定されると、

「もうアドバイスなんかしてあげるもんか!」

なんて思ってすねてしまいますよね()

 

これって、会社経営においても、

もっと言ってしまうと

人生においてもスゴイ損していると思うんです。

そんな損が、

たまり溜まって数字になって出ちゃったりしてる。

そしてそんな決算書は多分・・・

なんて考えてしまいます。

 

相手の話を、

否定も肯定もせずにまずは受け止める。

そして、

自分の価値観に照らして納得すれば、

これを受け入れてさらにいろいろと検討する。

そのあと、腹落ちしたら即行動する。

 

こんなことが自然にできる人は成功しています。

 

でも、

これってトレーニングすれば

だれでもできると思います。

逆に意識せずに自然にできてる人って、

多分天才です。

 

そんな「素直」な行動って、いかがでしょうか?