みらいへ向けての設計図

コンサルタントとして マネジメント 経営者として

事業計画書と聞いてどんなイメージがありますか?

 

「大事なのはわかるけど、将来の事は、誰も判らないんだから

あんなのは作っても無駄だよね」

 とか

 「一度は作ってみたけど、所詮その通りにはならなかったんで意味ないね」

 とか

 「銀行に見せるために作るヤツだよね」

 とか、いろいろと感じることはあると思います。

 

吉田のイメージは、ズバリ「未来へ向けての設計図」です。

 

図面

 

ものつくりをしている人ならば判ると思いますが、

なにかモノを作ろうとした時って、まずは図面から作りますよね。

 

図面を見ながら「ここをこうしよう」とか「あそこはこうした方がいいかな」

なんてことが見えてくると思います。

 

図面が何もないのに、いきなり加工を始める職人さんなんていませんよね。

 

会社経営も同じで経営の図面である事業計画書を作ってみて、

「どうしてもじゃあ、今年はこれを実行しよう」とか、

「あれは、来年にまわそう」なんて考えているうちに、

「あの製品はどうしても利益がうすくなっちゃうけど、内製化したほうがいいのかな?」

とか、

「あの部分の加工だけがどうしても手薄になるけど、何かいい手はないかな?」

などと考え始めてきて、自分の会社の強みとか弱点とかが浮き彫りになってきます。

 

 

事業計画書って、作ってもうまくいっていない会社もあるかと思いますが、

 逆にうまくいっている会社で事業計画書がない会社は、ほとんど存在しません。

 

じゃあ、その違いって何だと思いますか?

 

これって事業計画書をちゃんと使っていないからなんです。

 

というより、使い方が判らず中途半端になって放り出してしまったのではないでしょうか?

 

実は事業計画書は作ってからがスタートなんです。

 

 でも、作ったことに満足してしまってそのあと何もしていない。

だから作っても結果が出ないというこになってしまいます。

 

 

本来の事業計画書の使い方は、計画書で立てた目標とその後の実績を比較して、

ギャップが出てしまったら、そこが自社の問題点です。

 

これを解消するためにはどうするかを考えることが大切で、

事業計画書ってそのための資料の一部でしかないんです。

それには見たくない現実を受け入れなければなりませんし、

どう解消するか知恵を絞らなければなりません。

 

 そして、これを乗り越えなければ先はありません。

 

ごく希に事業計画書を作らなくてもうまくいっている会社も確かに存在します。

 でも、そのような会社は社長が自分の頭の中で同じようなことを行っています。

 ただ、計画書にしていないだけです。

 

何事も初めからうまくできる人はいません。

 例えば絵を描くにしても、何度も繰り返し描いて初めて上手になってゆくのではないでしょうか。

 

事業計画書を作ったことがある人は、放り出した計画書を引っ張り出してもう一歩踏み込んで、

計画通り実行しているか実績と比較してみる。

 作ったことがない人でも、なんとなく頭の中にあるイメージを紙に書き出してみる。

 

まずはここから始めてみてはいかがでしょうか?

 

それでもダメなら、吉田がお手伝いします(笑)