会社のお金はだれのもの?
キャッシュフロー(お金の流れ) 税理士として 税金 経営者として
「会社のお金って誰のもの?」
って聞かれれば、
「そりゃ、会社のお金は会社のものだよ」
って、みんな答えますよね。
でも、これがだんだん
判んなくなっていってしまう。
この仕事をしていると、
そんなシーンに、
良く出くわしたりします。
「会社」とはいっても、
所詮は実体のないものなので、
会社自体は、自分で何もできません。
なので、社員とかが代わりに動いて、
営業をしたり、経理をしたり、
決算をしたり、
納税をしたりしてあげます。
そして経営者自身も会社のために
活動しているので、
そのためにかかる経費は、
当然会社負担です。
これを長年続けていると、
経営者自身、だんだんと勘違いし始めて、
「あれもいいや、これも大丈夫だ」
なんて、どんどん会社のお金を
使ってしまう。
そして、
経営者のお金の使い方については、
誰も文句をいえないので、
余計に手が負えなくなってしまう。
挙句の果てに、
「会社のお金は、俺が自由に使える!」
と、勘違いをしてしまうみたいです。
たとえ社長でも、会社のお金を
勝手に自分のために使ったら、
やはり「横領」です。
そして税務調査でチェックが入るのも
そんなお金の使い方をした内容が
ほとんどです。
人間、慣れは怖いです。
最初は気を付けていたことも、
時間がたつにつれて、
だんだん大胆になってしまいます。
領収書を会社の経費で落とす時は、
あらためて
「これは会社として動いているのか、
それとも自分のためのモノなのか」
「これって会社の利益を出すために
やっていることなのか?」
と、自問自答してから、
どちらのお金を使うかを
判断してみてはいかがでしょうか?
まとめ
自分のお金と、会社のお金は
ちゃんと切り分ける意識を持ちましょう。