『お金の残高』について

キャッシュフロー(お金の流れ) コンサルタントとして 経営者として

「今お財布の中にいくらあるかな?」

って、常に気になりますか?

「今日、これが引き落とされて、

 この支払は月末か・・・

 残高、大丈夫かなあ?」

なんて気になりだすと、

急に不安に陥ってしまい

何も手を付けられない。

特に経営者をやっていると、

会社の支払いは、即会社の信用に

繋がってしまうため、まさか

「支払いができませんでした」

なんてことは、絶対ありえないですよね。

でも、ちょっと考えてください。

会社の収支っていうくらいでから

「支払」があれば、

当然「入金」もありますよね。

それを、「現在の残高」を見ながら

あれこれ考えるのって、

少し違うと思います。

「お金の残高」

って、人によっては

「命の残り具合」

と同じように考えてしまう人が

いるみたいです。

そんな人って

「お金」=「いのち」ですから

だんだん残高が減っていくと

だんだん不安になってきて、

それこそ

「ドラクエ」とかのRPGゲームの

ライフゲージが減ってゆく感覚に

陥ってしまうらしいです。

そういう人に限って、

残高が不安になると、

「まずは、支払いを減らさないと」

と考えてしまい、

本来削っちゃいけないものまで、

削ることを考え始めます。

でも、経営者であれば、

まず初めに考えることは、

「どうすれば収入を増やせるか」

ではないでしょうか?

収入が毎月一定している

サラリーマンの生活費ならば

削ることも仕方ないかもですが、

経営者ならば「お金の残高」を

減らすことだけではなくて

増やすこともできるはずです。

そして、お金とは常に流れながら

動いているモノなので、

その瞬間の残高だけに

とらわれすぎないようにしましょう。

投下したお金に対して、

まずはモトをとって、

その上で、次につなげるための分を

どれだけ上乗せして回収できるか?

結局ビジネスのお金については

これに尽きると思います。

ムダな分を削ることは必要ですが、

経営者にとって「ムダな支払」って

あまりないと思います。

まずは、

「どうすれば収入を増やすことができるか」

を、考えましょう。