事業計画、ちゃんとありますか?

コンサルタントとして マネジメント 会計 経営者として

突然ですが、

あなたの会社には『事業計画書』って

ありますか?というか

事業計画書、つくってます?

売り上げ目標とかの予算表とか

行動計画とか、何でもいいんです。

とにかく作っていますか?

こう聞きますと、結構の確率で、

「いや、ありません・・・」

という話を聞きます。

この『事業計画書』、ウチの事務所では

『みらい計画書』って呼んでいますが…

これって、すごい大切です。

だって、これがないと

「今ウチの会社って、順調なの?」

とか

「このままで、

 うちの会社って大丈夫なの?」

とかの判断すらできません。

そんな社長さんに限って、

「やっぱ、経営ってスピードだよね。

 計画たてている暇があるんだったら、

 その分動かなきゃ」

なんて言ってたりします。

確かに、動かないと何もなりませんが・・・

それなのに、そんな社長さんに限って、

「何とかしなきゃ・・・」

って、ただただ焦ってるばかりで、

逆に何も動けなかったりします。

例えば、あなたが今暗闇の中を

手探りで迷路の中を歩いているとします。

手には小さい懐中電灯のみ。

そんな状態で

「はい、ダッシュで駆け抜けてください」

って言われて、安心してダッシュできます?

もしかしたら、いきなり壁に激突したり、

いきなり段差があってこけそうになったり、

そんな不安が頭をよぎったりしたら、

足元を照らすだけで精一杯で、

とてもじゃないけど、無理ですよね。

でも、最初から迷路の道順が判っていて、

その迷路も明るく照らされていたら、

そうすれば一気に駆け抜けることって

できますよね。

まさに、この『迷路の道順』こそが、

事業計画なんです。

歩き始める前に、ある程度は

「ここを進んだら右に曲がるな」

とか、

「あそこを進んだら段差があるから

 気をつけなきゃ」

とか、

前もって確認してから進み始める。

ビジネスもそうです。

「今年はゴールデンウィークは長いし、

 その後は夏休み期間があるから、

 その間に落ちる稼働日数をどうしようか?」

とか、

「月末と連休が重なるとなるとなると、

 集金と支払いのタイミングはどうしようか?」

とかを、前もって予定しておけば、

いざその場になっても、あわてず騒がず

一気に駆け抜けることができます。

結果オーライのその場しのぎにならず、

一度立ち止まってでも、

全体を見渡して足元を固めてから、

遅れてしまった分を一気に駆け抜ける。

その方が、

よっぽど経営にスピード感を出すことができます。

事業計画って、

その時の目標までの地図と一緒です。

あなたはその地図も確認せずに、

いきなり駆け抜けられますか?